3月予算特別委員会(産業・交通・水道)にて質疑行う
No.104
3月1日から予算特別委員会が始まりました。
《観光政策局》には大阪関西万博への予算に対し、「もともとヘドロで出来た埋立地の有毒物質問題」や「カジノ誘致が本来の目的でないのか」「能登の震災復興を望むなら資材や人材を回すべき」等の認識を問いましたが、『しかるべき団体が判断して適切に判断するもの。見解を述べる立場にない』などと答弁しました。生産緑地を守り農業を活性化させる方向について、「ガソリン高騰や物流の2024年問題で全国どこでも食材確保に困難が生じる恐れがあるため、食材の地産地消が求められる。コロナ禍の下、ガソリン高騰での給食費の保護者負担にならないように一般会計からの補填があったこと」を紹介し、「教育委員会や一般会計から市内農家にオーガニックな給食食材を作ってもらうべき」と提案すると『市内の栽培形態は少量・多品目。安価で多量に得るのは困難』と答弁しました。
《交通局》には「生活バス路線の充実と乗り換え無料の導入」を求め、6月から新しくなるバス路線ダイヤ改定案に対して、「従来は乗り換えなしで行けていたのに、乗り換える必要が生じる路線を指摘」すると『従前から、目的地まで乗り換え必要なところは多々あった。ご理解いただきたい』答弁し、「乗り換え無料で少しでも早く目的地に到着できるよう、利用客が多い幹線路線をぐるぐる回す循環路線にして、乗客が少ない路線はせめて20分に一回戻ってくるコミュニティーバスを提案」すると『乗り換えずに一本で行ける路線の要望が多いので、循環バスは考えていない』と全く正反対の答弁をしました。
《上下水道局》には、「1月4日から現在まで、能登震災支援に派遣している水道局の職員の活躍と、被災地で活動したことによる教訓」について報告を求め、それに対し『応急給水での支援や管路更新の支援を通して、飲み水もさることながら、下水道に対して改めて命と暮らしを支える重要性を再認識した。計画を前倒しにして災害用マンホールトイレ設置、液状化の危険性が高い地域の対策を強化する』と答弁し、私が市会議員になってから何度も取り上げた「桂川や堀川、西高瀬川に流れる合流式下水に対して、異臭対策の進捗」を質問すると『国の改善方針で河川の下に雨水滞水池が実施され、3月末100%改善する見込み』との答弁がありました。
今回の予算は新しい市長のもと提案された予算ですが、門川市政の影が色濃く残っています。裏金問題で政治不信が高まっていますが、日本共産党市会議員団は「お金ではなく、住民の声を集めて」市民に寄り添う努力を惜しみません。今後もご一緒に政治を変えましょう。
最善の教育保障のため、『教職員増求める意見書』提出
私の所にも年度末に、いじめや不登校問題での相談が相次ぎました。
京都市立学校では160名を超す教員の欠員が生まれています。授業のみならず部活動や学校行事、加えて不登校やいじめの対応など、教員の過大な負担で休職による悪循環を招いています。子どもたちに最善の教育を保障するために教職員の定数を抜本的に増やし、少人数学級で一人一人を大切にし、教員自身もゆとりある授業時数で、子どもたちと向き合うことが出来る学校づくりが重要です。教育先進国の北欧では、未来を背負う子どもの教育に多くの予算があてられています。国会とあわせ地方議会でも教育予算を増やし、教職員の定数改善を求めていきます。